詩篇6:1-10

不法を行う者たち みな私から離れて行け。【主】が私の泣く声を聞かれたからだ(8)。「骨が恐れおののく」とは、身体だけではなく人生全体が揺らぎ、体も心もひどい苦しみの中にあることを言っている。しかし、暗く苦しかった詩人の姿が消え、突然、確信に満ちた姿が描かれる。彼は祈りの中で、神に罪の赦しと病気の癒しの応答を受けた。神が彼の嘆き声と祈りを聞かれたからである(8-9)。神の正しいさばきを通して日本宣教も状況の逆転が起きたのだ。悪者にあるのは敗北とさばきである。善を行う者は、よみがえっていのちを受ける(ヨハ5:29)。霊肉ともに恐れおののき、死の恐れと敵の攻撃によって嘆くしかないとき、神が祈りに答えてくださる。落胆せず、神の憐れみを求めよう。神が回復してくださるので、新しい歌を歌うことができる。 主の助けを信じ委ねて、喜びに変えさせて くださる主を待ち望みましょう。「主よ あな たはいつまで(3)」という祈りが、落胆や失意の ものでなく、私たちにはいつであるかどのようなものであるか分からない、しかし、最善である主のみわざを期待し待ち望む、そのよう な祈りでありますように。自分でさばいたり復讐したりするのでなく、主に信頼し、神が正しくさばかれることを待ち望み、御手に委ねよう。

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