聖書の窓 No.1 「天地創造」

「天地創造」

聖書の一番最初には「初めに、神は天と地を創造した」と書いてあります。
そして、はじめ地は形がなく闇が大いなる水の上にあった。そして次に光と闇がつくられ、海と空と空の上にある海が造られ、陸が造られ、植物が造られ、太陽と月が現れ、魚,鳥、動物の順で作られ、最後に人間が造られたと書かれています。(旧約聖書・創世記1章1節~27節)
ところで私はNHKで放送された「地球大進化」という番組を見ました。それは現代の科学の力をもって地球が誕生してからどの様に現代まで進化したかをコンピタークラフッイクの映像で表したものです。そこには最初の地球はどろどろの高温状態で熱い水蒸気やガスでおおわれていました。太陽の光も届かず、地は闇の世界でした。やがて地球が冷えてくると、雨が大量に降り注いだので海に覆われ、海と空が出来ました。しかしまだその上空は厚い水蒸気に覆われていたのです。やがて地殻変動が起こり海の中に陸が出来、上空の厚い水蒸気も雨になり地表に降り注いだので、太陽や月が地表から見えるようになっりました。海には最初に海の生き物が生息し、やがて魚類が海を征する者となりました。そして海から陸に上陸した生物が進化をして、地を征した者は恐竜です。近年の研究では恐竜の子孫が鳥であることがわかっています。やがて恐竜に代わって哺乳類が地球を征する者になり、現在地球を征しているものは人間です
さて、皆さん聖書はいつ頃書かれた書物がご存知ですか。聖書は紀元前1500年から、紀元90年の約1600年の間に多くの人達によって書き足されてきました。一番最初に聖書の文字をパピルスという紙に書いたのはモーセという人で紀元前1500年前です。しかしモーセも今回紹介した聖書の一番最初の部分の創世記については、自分の先祖達が粘土板に書いて語り継いで来たものを書き写したと書いていますから、モーセよりももっと前に地球がどの様にして出来たのかが書かれていたということになります。現代の科学がやっと解き明かせた地球の進化とほぼ同じ内容と過程を3500年から4000年前のエジプト文明やメソポタミア文明の時代の書物に記されているのはとても不思議だとは思いませんか。それが聖書です。

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